DTPBooster14に参加しました。

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DTP Booster 014(Tokyo/100619)

6時間という長丁場でしたが電子書籍でみなさんの知識や考え方に触れられてとても有意義なセミナーでした。この日得た知識はほんとうに大きな財産です。
という事でメインのスクリプトノートではなくここに感想を書いて、電子書籍にちゃんと取り組むという宣言。がんばるぞっ!

キーノート(小木昌樹さん)
小木さんのお話はいつも現実的で、しかし夢があって聞いていてわくわくする。電子出版によって編集者が手に入れる事の出来るデジタルによる表現の自由。今まで編集者が手に入れたと思っていたが実は手に入れられていなかったデジタル化による本当の自由が手に入った事になる。1990年代Macによってデザインの主導権がすべてデザイナーの手に集まり。デザイナーは表現の自由を手に入れたと同時に責任も大きくなった。今回の電子署できではどういう事が起こるんだろう。そんな事を考えさせられました。

電子出版を理解するための5つのポイント(境 祐司さん)
実は僕は電子書籍はほとんど触れていない。今回やっと携帯電話で50円のコミックをダウンロードしてみた。その程度。たぶんこういう人は多いと思う。僕が電子書籍を買うならiPhoneかなと思っていた。今回おしえていただいた現状は、Appleの中の事しか考えていなかった私の殻を破壊してくれました。乱立するフォーマット・ビューア戦争(制するのはどこか?)本を売るのにどのような事がされているか。本当に参考になりました。

アドビDigital Publishing Platform(岩本 崇)
Digital Publishing Platformについては知っていたのですが、やはりAdobeが決定版を出したかという印象。雑誌やカタログ的なレイアウトはInDesignで作って書き出す。こちら、今からがんばれば第一人者ですが、FLASHから同じものが書き出されようになるのでは?と思ってしまう。表現力はすさまじいが、僕にはePubで遊ぶ方が楽しそう。

InDesignから書き出すEPUBをコントロールする(森 裕司さん)
YUJIさんが時間をかけて検証されたInDesignからePubへの書き出しノウハウ。本当にありがとうございます。最初の一歩を踏み出すのは本当に大変です。セミナー受ける前までは作成したePubはどうやってiPadで読むのかも知らなかった私ですが、このセミナーだけでほぼ理解できたと思います。そして普段から仕事でWeb作成もやっているので、cssやJavaScriptをつかって、もっといろいろ表現できそうだという事がわかりました。新しく試したい事もいっぱいできました。ほんとうにありがとうございます。そして楽をしてノウハウを手に入れてしまった自分。申し訳ないです。

新しいメディアの開拓~photoJ.創刊のプロセスと今後の発展~(黒須信宏さん)
ここまでこだわって物を作っているのかと驚き。安易に電子出版をするのではなくデバイスに合わせてユーザーが求めるメディアの特性に沿ったコンテンツを作る。言うのはたやすいが、それを実現されているphotoJ.に驚いた。やはりこういう人がどんどん表に出てくるんだろうなぁ。あれだけの事をするにはそうとう自分を追い込まなくてはいけない。イケメンだがDTPBoosterの紹介写真が怖いのも納得。

電子書籍元年/ビジネスの立ち位置が天国と地獄を決める(田代真人さん)
こちらは逆に超シビアで現実的なお話し。出版業界をほとんど知らなかったので教えていただき、たしかに電子出版では出版社は成り立たないという事がわかりました。この危機的状況。逆に電子出版では成り立たないが、だからこそ工夫をすれば成り立つ。そこがおもしろい。出版についていろいろ考えさせられたお話でした。

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このページは、たけうちとおるが2010年6月21日 19:54に書いたブログ記事です。

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