Q1.問題点を見つける

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ロジックで考えてコミュニケーションするより
問題文に記載されていることが、問題点なのか、問題点の結果なのか、それが原因になって、別の問題が起きているのではないか? ということを考える。

問題文に書かれている問題点を見つけたら、さらにその原因を考える。

分類した情報の、優劣、客観的な因果関係、前後関係、相関関係、などの関係性を見つけていく能力を訓練によってつけることが必要である。つまり、 全体の構造が見えるまで、「なぜ」を考えると原因が見えてくる。
全体の構造が見えたら、「だから」を考えると手段が見えてくる。
それは実現が可能であることが条件で、提案の妥当性が見えてくる。
というように考えられるようになるとよい。

原因がわかれば「だから」というように考えていく

JAGATより
問1の解答を見てみると、とりあえず問題と思われるものを3つ挙げているものの、「顧客の問題」のみを3つ挙げたり、「マーケティングの問題」、「プロモーションの問題」、「従業員教育の問題」と区切り、3つの問題点として挙げるなど、バランスを無視した解答のケースが見受けられた。「プロモーション」は、少なくとも「マーケティング」の一部であるのだから、「マーケティングの問題」の説明として取り上げるべき内容である。
試験の解答では、ここで解答として提示した「問題点」については、提案書にまとめた段階で、解決する提案が明確になされていなければならない。また、論述試験の与件には、「顧客の問題」、「自社の問題」、「競合の問題」といった3Cの問題だけでなく、「財務の視点」、「顧客の視点」、「業務プロセスの視点」、「学習と成長の視点」といったバランスト・スコアカードの視点といった様々な分析手法に対応できる問題が散りばめてある。少なくとも「顧客の問題」のみが与件企業の問題ではない。様々な角度で与件企業の問題点を洗い出し、その解決すべき優先順位を定め、問題点から的確な提案を導いていただきたい。

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このページは、たけうちとおるが2009年8月16日 12:44に書いたブログ記事です。

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